リニアコライダーの概念が提唱されてから半世紀以上、実現に向けた取り組みが世界で行われてきました。
リニアコライダー研究と、ILC計画のあゆみをまとめました。

1964年
世界初のコライダーAdA が最初の粒子衝突を検出。AdAはイタリアのフラスカッチ研究所で作られフランスのオルセーに移されてコライダーとして完成された。軌道半径 65cm、重心系エネルギーは 0.5GeV

1965年2月
1971年4月
1976年3月
1979年
高エネルギー物理学分野における日米科学技術協力事業が始まる。
1984年
1984年
日本でのリニアコライダーの開発研究スタート。はじめはS-band (2856MHz, 常伝導)まもなくX-band (11.4GHz)
1986年10月
1987年
日米協力によるリニアコライダー研究スタート。スタンフォード線形加速器センター(SLAC:現SLAC国立加速器研究所)にて最初のワークショップ
1988年
欧州合同原子核研究機関(CERN)で、2ビーム方式を採用した「コンパクト・リニアコライダー(CLIC)」の設計を開始
1990年
TESLA(1.3GHz、超伝導)参入。この時点で、X-band, C-band、S-band、CLIC、TESLA、VLEPP の6つの競争。
1992年12月
1993年4月
1995年12月
1996年5月
1997年2月
ACFAが日本主導でリニアコライダー計画推進するよう声明を出す(ACFA)
1997年4月
平成9年、JLC Design Study(KEK Report 97-1)出版(JLC)
1997年4月
1997年5月
1997年6月
1998年9月
2001年3月
TESLA Technical Design Report出版(TTC)
2001年8月
平成13年、サイト検討委員会報告書、高エネルギーニュース号外 Vo.20, August(JLCサイト検討委員会)
2001年9月
リニアコライダー推進委員会 発足(KEK)
2002年7月
ICFAのもとに国際リニアコライダー運営委員会(ILCSC)が発足(ICFA)
2002年8月
JLC 国際化委員会報告書 出版(JLC 国際化委員会)
2002年10月
平成14年、サイトスタディーグループ報告書 出版(KEK Report 2002-10)(サイトスタディグループ(KEK、東北大、東大、神戸大))
2003年2月
2003年5月
2003年5月
GLC Project Report(Roadmap, KEK Report 2003-7)出版 (KEK)
2003年7月
2003年12月
ITRP(International Technology Recommendation Panel)発足(ITRP)
2004年8月
2004年11月
第1回 ILC ワークショップが開催される(KEK)
2005年8月
GDE発足(第2回 ILC ワークショップ(8/14-27)@Snowmass,Colorado)(GDE)
2005年12月
BCD(Baseline Configuration Document)完成(Frascati Workshop)(Frascati)
2006年12月
高エネルギー物理学研究者会議において日本のコミュニティの方針をまとめた「素粒子物理学の展望」を公表(高エネルギー委員会)
2007年2月
2007年8月
RDR(Reference Design Report)最終版完成(GDE)
2008年2月
2009年3月
2009年12月
Rebaselineの出発点 SB2009(Strawman Baseline)を提案(GDE)
2010年6月
2010年9月
2011年6月
GDE 中間報告書(Technical Progress Report)完成(GDE)
2012年6月
2012年7月
2012年7月
2012年12月
加速器 TDR(技術設計報告書)、測定器 DBD(詳細ベースライン設計報告書)最終ドラフト完成(GDE)

2013年2月
2013年
5月30日
欧州素粒子物理戦略アップデート2013を公表( ILCへの所見を含む)
2013年6月
2013年9月
日本学術会議「国際リニアコライダー計画に関する所見」
2014年
2月6日
2014年
5月1日
文科省「ILC計画に関する有識者会議」発足(設置)
2014年
5月28日
米国・Snowmass Process and P5 答申(ILC への所見含む)
2014年7月
2015年
4月22日
国際コミュニティがILC東京宣言「国際リニアコライダーの実現を目指して」を発表
2015年6月
文科省「ILC計画に関する有識者会議」議論のまとめを発表
2016年1月
KEK ILC Action Plan を発表
2017年
7月7日
2017年
7月22日
2017年
7月28日
2017年
11月8日
2018年4月
KEK ILC Action Plan 補遺を公開(ILC250 に対応した改訂)
2018年
5月31日
2018年
7月4日
2018年
10月24日
2018年12月
日本学術会議「国際リニアコライダー計画の見直し案に関する所見」
2019年
3月7日
2019年
3月22日
ICFA声明:「ILCを継続的に支援し、日本が主導する国際プロジェクトとしてのILCの早期実現を奨励」
2019年5月
ILC 国際ワーキンググループ発足
2019年9月
「ILC環境アセスメント評価アドバイザリーボード」設置
2019年
10月1日
2019年
11月1日
2020年1月
日本学術会議が「マスタープラン2020」を策定・公表
2020年
2月22日
2020年3月
文科省「ロードマップ2020」国際的推進状況を踏まえ申請取り下げ
2020年6月
2020年
8月2日
2020年
9月11日
2020年
10月28日
2020年
12月28日
2021年
1月16日
2021年
5月15日
新たな推進母体、 ILC-Japan発足
2021年
6月1日
2021年
6月2日
2021年
7月27日
文科省ILC に関する有識者会議(第二期)発足(第一回開催)
2022年
1月14日
文科省ILC有識者会議(第二期・第6回)(最終回)